【スタッフブログ】永太郎【中学生編1】
どうも永太郎です。
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今回は中学生になったあたりからのお話です。
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自身の発達障害とセクシャリティが分からず戸惑いながら中学生になった永太郎。
心から楽しいと思える友達が欲しいけど、友達の輪に入ろうとしてもなぜか辛くなる事ばかりで心の中がグチャグチャでした…。
小学校からメンツがそのまま持ち上がり新鮮味のない中学校。それでも少しはチャンスと思える機会が訪れます。中学校といえば”部活”ですよね。
永太郎がいた中学校は”部活”に強制参加だったのですが、好きだった美術部がなく(後から知ったのは美術部は女子だけ入部可能だったとか)やむ無く卓球部に入ります。
偶然ですが卓球部には、過去にいじめていたメンツも永太郎の過去の事情をそこまで知っている人もなし、サッカーやバスケに比べてのんびり出来ると思えた永太郎は心機一転、卓球部に居場所ができるように努力をしてみます。1年生の頃は同学年とコミュニケーションを取るべくとにかく”愛想良い”人を演じ、部活後は他の部活メンバーと表面的には仲良く遊びや自主練習にくっつくことが出来ました。部活メンバーでカラオケに行った時に峠を自転車で駆け上り一緒に騒ぎながらようやく”青春”っぽいことがようやく出来たと思えました。
ですが、卓球部でも周囲から不思議ちゃん扱いをされることが起きます。同級生の部員とカラオケに行った時、待ち合わせ場所まで親に頼んで車で来てしまい、自転車に跨って待っているみんなに「なんで車で来たと?」「ありえん」と言われてしまったことがありましたね。よくよく考えると中学生が峠を越えてカラオケに行くんだから徒歩で行くのはありえないはずなのですが、そこを考える力がありませんでした。ようやくカラオケの店まで辿り着き、何をしていいか分からずそわそわしていると、みんなから「好きな歌をカラオケ本?から探して番号を打ち込むんだよ」と言われてとりあえず好きだった曲を入れたのでした。しばらくして永太郎の歌う番になったのですが、好きだったけど歌詞がわからない歌だったので曲が始まってもわからず黙っていたら「歌わないのかい!」と総ツッコミ。慌ててブラウン管に映った歌詞を読もうとしてもタイミングが分からずお経状態になり爆笑されたのでした。そこでようやく、さっきみんなが言っていた”好きな歌”って、ただ好きな歌ではなく”自分が歌える”歌をカラオケに入れないといけないと初めて気がついた瞬間でした。
まだまだコミュニケーションは壊滅的でしたがそれでも1年生の頃は居場所?があった気がしました。
ですがここでも平和が長続きせず、2年生になると環境が悪化します。
今まで面倒を見てくださった先輩方が徐々に来なくなり、あまり相性の合わない先輩数名のみが居座るようになりました。来ても1年生の世話のみで永太郎は蚊帳の外。同級生の部員も元々知り合いだった1年生を連れ込んでおり、そこまで親しくなれきれなかった永太郎はまた相手にされなくなりました。まだ卓球の技術があれば練習などで接点を持つことが出来たかもしれませんが相変わらず永太郎は運動音痴、本当に周囲がメキメキ上達する中で永太郎だけが玉にボールが当たらず相手にならない状況が続きました。
永太郎のそんな孤立状態に1年生もすぐに気がついてしまい、誰も寄りつかずペア練習が出来ませんでした。この時点でやめたいと思いましたが部活は強制なので辞める事が出来ません。なので居場所がなくてもとりあえず一人でひたすら球を壁に向かって打ち返す、壁打ちばかりをしておりました。
さらに永太郎に止めを刺すことが起きてしまいます…
続きは【中学生編2】へ
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